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芝原
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しばはら
ふりがな文庫
“
芝原
(
しばはら
)” の例文
問
(
と
)
ふ寶澤
答
(
こたへ
)
て我は徳川
無名丸
(
むめいまる
)
と申す者なり
繼母
(
けいぼ
)
の
讒言
(
ざんげん
)
により斯は
獨旅
(
ひとりたび
)
を致す者なり又其
許
(
もと
)
は何人にやと
尋
(
たづ
)
ね
返
(
かへ
)
せば
彼者
(
かのもの
)
芝原
(
しばはら
)
へ手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その年夏のさかりに毎夜
丸
(
まる
)
の
内
(
うち
)
の
芝原
(
しばはら
)
へいろいろ異様な風をした人が集って来て、
加持祈祷
(
かじきとう
)
をするのを、市中の者がぞろぞろ見物に出かけた。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
野球
(
ボール
)
は
其樣
(
そん
)
な
災難
(
さいなん
)
が
無
(
な
)
いから、
毎日
(
まいにち
)
/\
盛
(
さか
)
んなものだ、
丁度
(
ちやうど
)
海岸
(
かいがん
)
の
家
(
いへ
)
から一
町
(
ちやう
)
程
(
ほど
)
離
(
はな
)
れて、
不思議
(
ふしぎ
)
な
程
(
ほど
)
平坦
(
たいらか
)
な
芝原
(
しばはら
)
の「ゲラウンド」があるので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そこは林の中なれど少しく
芝原
(
しばはら
)
あるところなり。藤七はにこにことしてその芝原を
指
(
ゆびさ
)
し、ここで
相撲
(
すもう
)
を取らぬかという。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
月待草に朝露しとど湿った、浜の
芝原
(
しばはら
)
を無邪気な子どもを相手に遊んでおれば、人生のことも思う機会がない。
紅黄録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
そしてポウセ童子は、白い
貝殻
(
かいがら
)
の沓をはき、二人は連れだって空の銀の
芝原
(
しばはら
)
を仲よく歌いながら行きました。
双子の星
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
何処
(
どこ
)
かへ夜連出して、
酷
(
ひど
)
い様だが
私
(
わっち
)
一人ではいけねえ、ぎゃア/\云わねえ様に
猿轡
(
さるぐつわ
)
でも
箝
(
は
)
めて、庄吉と二人で
葉広山
(
はびろやま
)
へ
担
(
かつ
)
いで行って、
芝原
(
しばはら
)
の綺麗な人の
来
(
こ
)
ねえ処で、さて姉さん
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
紫野
(
むらさきの
)
の
芝原
(
しばはら
)
には、
野天小屋
(
のでんこや
)
がけの
見世物
(
みせもの
)
が
散在
(
さんざい
)
していた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その内に汽車は水戸に到着、
停車場
(
ステーション
)
前の太平旅館に荷物を投込み、直ちに水戸公園を見物する。
芝原
(
しばはら
)
広く、
梅樹
(
ばいじゅ
)
雅趣を帯びて、春はさこそと思われる。
本州横断 癇癪徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
一むらのすすきの
陰
(
かげ
)
から、
嘉十
(
かじふ
)
はちよつと
顔
(
かほ
)
をだして、びつくりしてまたひつ
込
(
こ
)
めました。六
疋
(
ぴき
)
ばかりの
鹿
(
しか
)
が、さつきの
芝原
(
しばはら
)
を、ぐるぐるぐるぐる
環
(
わ
)
になつて
廻
(
まは
)
つてゐるのでした。
鹿踊りのはじまり
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
七つの小流れと十の
芝原
(
しばはら
)
とを過ぎました。
双子の星
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
芝
常用漢字
中学
部首:⾋
7画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“芝原”で始まる語句
芝原水源地
芝原嶺