“しばはら”の漢字の書き方と例文
語句割合
芝原100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこは林の中なれど少しく芝原しばはらあるところなり。藤七はにこにことしてその芝原をゆびさし、ここで相撲すもうを取らぬかという。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
月待草に朝露しとど湿った、浜の芝原しばはらを無邪気な子どもを相手に遊んでおれば、人生のことも思う機会がない。
紅黄録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
そしてポウセ童子は、白い貝殻かいがらの沓をはき、二人は連れだって空の銀の芝原しばはらを仲よく歌いながら行きました。
双子の星 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)