“散在”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんざい66.7%
11.1%
ちらば11.1%
まじ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石器時代遺跡は琉球より千島に至るまで日本諸地方に散在さんざいする事挿圖中にしめすが如くなるが、是等はおそらく同一人民の手に成りしものなる可し。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
そうして二人の周囲に散在る物といえば、五郎蔵の乾児たちの死骸であった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そこら一面に散在ちらばっている中に、月野博士を初め助手も二少年も、折り重って気絶している。
月世界跋渉記 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
獣皮で作った天幕がその間に点々と散在まじっているのも別世界らしいおもむきがある。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)