“臆病”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おくびょう75.7%
おくびやう19.9%
おくびゃう1.7%
をくびやう1.1%
おくびよう1.1%
チミッド0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「つかまったってたかが殺されるだけじゃないの。あたし、殺されることなんかこわかないから、あなたみたいに臆病おくびょうじゃないわ。」
進撃的アグレシイヴで、意志いしつよさうなところがあり乍ら、どつか臆病おくびやうなところがあるではないかといつたやうな言葉ことばを聞かされた事があります。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
「ははあ、何かこはいことがあると、ひとりでからだがふるへるからね。お前さんも、ことによったら、臆病おくびゃうのためかも知れないよ。」
気のいい火山弾 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
其頃そのころ歐羅巴エウロツパしよ新聞しんぶんふでそろへて、弦月丸げんげつまる遭難さうなん詳報しやうほうし、かの臆病をくびやうなる船長等せんちやうら振舞ふるまひをばいた攻撃こうげきするとともに『日本人につぽんじんたましひ。』なんかと標題みだしいて
たぬき性質せいしつきはめて臆病おくびようで、人間にんげんにもやす有用ゆうよう動物どうぶつです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
「つまり僕は心のどん底が臆病チミッドなんですよ」
半日 (旧字旧仮名) / 有島武郎(著)