“おくびょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
臆病97.9%
憶病1.4%
臆気0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう云う代助は無論臆病おくびょうである。又臆病でずかしいという気はしんから起らない。ある場合には臆病をもって自任したくなる位である。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
氏は都会っ子的な上皮うわべの強がりは大分ありますがなかなか憶病おくびょうでも気弱きよわでもあります。
「そんなはずはあるまい、人を殺さなくても天性度胸のいい者はいい、臆気おくびょうな奴が、かえって大事をしでかすこともあるものさ」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)