“臆病神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おくびやうがみ50.0%
おくびょうがみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、吃驚びつくりするやうな大景氣だいけいき川鐵かはてつはひつて、たゝきのそば小座敷こざしき陣取ぢんどると、細露地ほそろぢすみからのぞいて、臆病神おくびやうがみあらはれて、逃路にげみちさがせやさがせやと、電燈でんとうまたゝくばかり、くらゆびさしをするにはよわつた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
実をえば大阪近在に人殺しの無暗むやみに出るけもない、ソンナに怖がる事はないはずだが、ひとり旅の夜道、真暗ではあるし臆病神おくびょうがみが付いてるから、ツイ腰の物を便りにするような気になる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)