“老莱子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうらいし66.7%
らうらいし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例の老莱子ろうらいしをはじめ、孝子譚こうしたんにはよく出る話であるが、孝の一点からのみこの句を見るのは不賛成である。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
まあ、あんな話は無難だけれども、あなたは、老莱子ろうらいしの話など知らないでしょう? 老莱子が七十歳になっても、その九十歳だか百歳だかの御両親に嬰児えいじの如く甘えていたという話です。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
あるひいはく、『老莱子らうらいしまた楚人也そひとなりしよ十五へんあらはして道家だうか(一四)ようふ。孔子こうしときおなじうすとふ』と。けだ老子らうしは百いう六十餘歳よさいあるひふ二百餘歳よさいと。みちをさめてじゆやしなへるをもつなり