“老舗”の読み方と例文
旧字:老舖
読み方割合
しにせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それじゃ困りますよ。先方は新店だから勉強を看板にするにきまっています。此方は老舗しにせだから、今更勉強なんかしたくありません」
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
この須賀口の古駅に織田家や斯波しば家などの領主よりも以前から住んでいる酒商さかあきないの老舗しにせから転化して、茶屋になったものというから
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明治時代には煉瓦の銀座でも暖簾の店が多く、日本橋通りや大伝馬町、堀留あたりの大店始め、市中の商店は紺の暖簾に老舗しにせを誇った。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)