“神社”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんじゃ39.4%
じんじや21.2%
やしろ9.1%
おみや6.1%
みや6.1%
モリ6.1%
もり3.0%
さん3.0%
じんしゃ3.0%
カミコソ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしそれなら尚更なおさらわたくし申上もうしあげることがよくおわかりのはずで、神社じんじゃ装置そうちもラジオとやらの装置そうちも、理窟りくつ大体だいたいたものかもれぬ……。
人民じんみんいへなどはたいていやはりむかしのまゝのかたちつくられたとおもはれますし、ことに伊勢大神宮いせだいじんぐう出雲いづも大社たいしやのような神社じんじや
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
聞いてくれ、聞いてくれ、静かに聞け! 俺は土屋庄三郎だ! 去年の春だ、桜の夜だ、甲府の神社やしろ参詣おまいりに行った。その時年寄りのきぬ売りがいた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
町の裏手うらてに山がありまして、その山のおくに、さびしい神社おみやが一つありました。甚兵衛は毎日、そこにおまいりをしました。
人形使い (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
ふるさとに金葉集をあづけ来ぬ神社みや土座どざする乞食かたゐうば
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
またかきつくともいひて是も巻七に真鳥住マトリスム卯手ウナテ神社モリスガキヌ書付カキツケ令服児キセムコ欲得モガモとあればかきつばたは書付花カキツバナ也(はなとはたと通ふは上にいふがごとし)ツク
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
しからばすなわちその真鳥まとり卯名手うなて神社もりの云々の歌に在るスガとは一体何を指しているのかと言うと、それはスイカズラ科(忍冬科)のガマズミのことであって
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
もう嫌味いやみたっぷりに、——高津神社さん境内けいだいにある安井稲荷いなりは安井さん(安い産)といって、お産の神さんだのに、この子の母親は安井さんのすぐ傍で生みながら、産の病で死んでしまったとは
アド・バルーン (新字新仮名) / 織田作之助(著)
東京には招魂祭、府中には大国魂おおくにたま神社じんしゃの祭礼があるので、甲州街道も東へ往ったり西へ来たり人通りがにぎやかだ。新宿、九段、上野、青山とまわって、帰途に就いたのが、午後四時過ぎ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
孝徳紀に見えたる神社カミコソ福草の社、神名帳に見えたる攝津國東生郡比賣許曾神社の許曾
卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)