“申上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうしあ40.0%
まをしあ23.1%
もうしあげ13.8%
まうしあ10.8%
まうしあげ4.6%
まをしあげ4.6%
まをしあぐ1.5%
もうしあぐ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『ええ只今ただいま足下そっか御関係ごかんけいのある事柄ことがらで、申上もうしあげたいとおもうのですが。』と、市役所員しやくしょいん居並いなら人々ひとびと挨拶あいさつむとこうした。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
『えゝ只今たゞいま足下そくか御關係ごくわんけい事柄ことがらで、申上まをしあげたいとおもふのですが。』と、市役所員しやくしよゐん居並ゐなら人々ひと/″\挨拶あいさつむとした。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
いろいろ言いたきまま取り集めて申上もうしあげ候。なお他日つまびらかに申上ぐる機会も可有之これあるべく候。以上。月日。〔『日本』明治三十一年三月四日〕
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
小父おぢさんの帰りはとつかはと馬車に乗りてはねばならぬ我宿わがやどの三ぜん冷飯ひやめしに急ぎ申候まうしそろいますなは如何いかん前便ぜんびん申上まうしあそろ通り、椽端えんばた日向ひなたぼつこにそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
ふみして戀しく懷かしきアントニオの君に申上まうしあげまゐらせそろ。今宵はゆくりなくも、おん目に掛り候ひぬ、再びおん目にかゝり候ひぬ。
以て申上まをしあげ奉つる役儀とは申乍ら上へ對し無禮過言の段恐れ入り奉つる是に依て越前差控さしひかへ餘人を以て吉日良辰りやうしんを撰み御親子御對顏の御式を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
されば一度ひとたびニユーヨークに着して以来到る処燈火ならざるはなき此の新大陸の大都のが、如何に余を喜ばしさふらふかは今更いまさら申上まをしあぐるまでもなき事と存じ候。あゝ紐育ニユーヨークは実に驚くべき不夜城に御座侯。
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
すかし申しこの婚姻相延あいのべ申候よう決行致し候なおまた近日参上つかまつり入りこみたる御話し委細申上もうしあぐべく心得に候えども差当り先日七蔵に渡され候金百円及び御礼の印までに金百円進上しおき候あいだ御受納下されたく不悉ふしつ 亀屋吉兵衛様へ岩沼子爵家従けらい田原栄作たはらえいさくとありて末書に珠運様とやらにも此旨このむね鶴声かくせい相伝あいつたえられたく候と筆を
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)