“白膠木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬるで93.8%
ぬりでのき6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先立さきだつてきはどくえるやうになつた白膠木ぬるでくろつちとほあひえいじてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
いままで洋服箪笥のあった壁の上に、芽出しの白膠木ぬるでの葉繁みがレースのような繊細な影を落しているのが、なぜかひどく斬新な感じがした。
肌色の月 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
やなぎ白膠木ぬるでの木を削っていろいろの飾りをつけた祝い棒がこのために銘々めいめいに与えられる。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
常見てはありとも見えぬあたりに、春来ればすももや梅が白く、桃が紅く、夏来れば栗の花が黄白く、秋は其処此処に柿紅葉、白膠木ぬるで紅葉もみじ、山紅葉が眼ざましくえる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
白膠木ぬるでの皮の燃える香気と共に、護摩ごまの儀式が、やがてこの霊場を荘厳にした。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
束髪ひさごはなにして打もの執って従軍されましたが、敵勢が盛んなるを御覧になって、仏天の加護を得ずんば願成り難しと、白膠木ぬりでのきを取りて四天王の像を作り、これを頂髪たきふさに籠められて、それから馳せ向われたと、伝えられております。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)