“申附”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まうしつ66.7%
まをしつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これしからん、無礼至極ぶれいしごくやつだ、なん心得こゝろえる、これほどの名作めいさくの詩を、詩になつてらんとは案外あんぐわいうも失敬しつけいな事をまうやつだ、其分そのぶんには捨置すておかん、入牢じゆらう申附まうしつける。
詩好の王様と棒縛の旅人 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
領主 その曲事きょくじゆゑに、即刻そっこく追放つゐはう申附まうしつくる。汝等なんぢら偏執へんしふ予等われらまでも卷込まきこまれ、その粗暴そばう鬪諍とうじゃうによってわが血族けつぞく血汐ちしほながした。わがこの不幸ふかう汝等なんぢらにもくやますため、きびしい科料くわれうくわさうずるわ。
なんぢこゝろしとおもはばそれにてし、」と幼君えうくん滿足まんぞくしてたまへば、「しからば國中こくちう鳥屋とりや申附まをしつけあらゆる小鳥ことり才覺さいかくいたしてはや御慰おなぐさみそなたてまつらむ、」と勇立いさみたてば
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
幼君えうくんすなはちしとね間近まぢかちかづけたまひて、「かね申附まをしつけたるはいかゞはからひしや」「吉報きつぱうもたらさふらふ幼君えうくんうれしげなる御氣色おけしきにて、「そはなによりなり、はやかたきかせ」「さんさふらふそれがしおほせうけたまはり、 ...
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)