“申立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうしたて64.7%
もうした23.5%
まをした5.9%
まをしたて5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衛兵の申立もうしたてとは違って、その持っている提灯には骨があった。しかし剣は着けていなかった、靴も穿いていなかった。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
塚田巡査は疲労をも厭わず、ただちに事件の取調べに着手した。お杉と山𤢖との死は市郎の申立もうしたてにって事情判明したが、安行は如何いかにして殺されたかく判らぬ。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かんじられしがわざとおせんに向はれ其方は其前より傳吉と密通みつつうせしと憑司より申立まをしたてしが此儀如何なるやととひければおせん少しはかほ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
所望しよまうに付遣せし事にてすなはち其喜兵衞助右衞門は此度差添にまかり居りますゆゑ尋下たづねくださらば相分るべしといふにぞ喜兵衞助右衞門へたづねられし處二人ともすこしも相違これなきむね申立まをしたてけるに大岡殿しからば傳吉は密通みつつうならず委細相分りぬ又盜難たうなんと申は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)