“申分”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうしぶん75.0%
まをしぶん13.9%
まうしぶん8.3%
もうしわけ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨か雪が降った後で非常によく晴れた、そして少くとも北西の風が秒速十米前後の速力をもって吹いて居る日であれば先ず申分もうしぶんがない。
望岳都東京 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
つまはおみつつて、今歳ことし二十になる。なにかとふものゝ、綺緻きりやうまづ不足ふそくのないはうで、からだ発育はついく申分まをしぶんなく、どうや四釣合つりあひほとん理想りさうちかい。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
養父やうふ清左衞門せいざゑもん去歳こぞより何處どこ开處そこからだに申分まうしぶんありてきつとのよしきしが、常日頃つねひごろすこやかのひとなれば、さしてのことはあるまじと醫者いしや指圖さしづなどを申やりて
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
早く帰らないと申分もうしわけない。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)