)” の例文
する病ならばなほして、よく生きなければいけないといはれてゐるのだ。つぎの「衣食御書いしよくごしよ」ととなへられてゐるのを見れば一層その趣意がよくわかる。
いのちたすかりたるのち春暖しゆんだんにいたればはれやまひとなり良医りやういしがたし。凍死こゞえしゝたるはまづしほいりぬのつゝみしば/\へそをあたゝめ稿火わらびよわきをもつて次第しだいあたゝむべし、たすかりたるのちやまひはつせず。
得て忽ちひら悟道ごだう明門みやうもん無位むゐ眞人しんじん至極にしたる白鳥の毒氣殊更の坊より大源たいげんと法名をたまはり無量庵の主になほりたり然るに汝は計略けいりやく首尾能しゆびよくおこなひしと心得我が女房をつまとなし我が娘里を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此湯硫黄ゆわうの気ありてよく疥癬しつるゐし、一時いちじ流行りうかうして人群をなせり。