“揉療治”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もみりょうじ50.0%
もみれうじ25.0%
もみれうぢ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから一週間ばかり香の物にはしを触れなかったが別段のげんも見えなかったから近頃はまた食い出した。××に聞くとそれは按腹あんぷく揉療治もみりょうじに限る。ただし普通のではゆかぬ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「誰だい? 取込みがあるんだ。揉療治もみれうじなら後にして貰ひてえが——」
神田駿河台するがだいの裏通りに、硝子をはめた格子戸造りの二階家が並んで、製本、図案、揉療治もみれうぢ、素人下宿といふ風に、住居と生産とを兼ねた、下町的特色を見せてゐる一角がある。
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)