“拔作”の読み方と例文
新字:抜作
読み方割合
ぬけさく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ロミオ はて、びるとへば、そのびるとは足下きみはなしたぢゃ、いま天下てんかならびもない拔作ぬけさくどのとは足下きみのことぢゃ。
百兩の持參金にて支度したくそれ相應さうおうにしてよめやつた所が其聟殿そのむこどの餘程よほど拔作ぬけさくにて仕方なしと雖ども折角えんあつて行たる者なれば先々まづ/\いますこ辛抱しんばうせよと云聞いひきけたる處其舅と云者は大の女好をんなずきにてよめ寢所ねどころへ來ては口説くどきたてるよしまことあきはてたる事なり夫にまだ大變なる事あり其店の番頭久兵衞と云者は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一向はぢ景色けしきもなく云ければ越前守殿は微笑ほゝゑまれ是は餘程拔作ぬけさくなりと思はれし故其儘そのまゝにして若い者重助へ向はれ其方年は何歳なんさいになるや何頃いつごろより五兵衞方に奉公致しるか有體ありていに申立よと云れしに重助はハツと答えて私し儀當年廿二歳にて幼少えうせうの時より五兵衞方へ參り最早もはや十年程相勤めまかり在候と申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)