“扛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あ58.3%
か8.3%
かう8.3%
と8.3%
ひし8.3%
も8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
非常に重い物を引き扛(あ)げるような息づかいをして、自分の身をそろ/\と真っすぐ起して、立ち上るのであった。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
... 情(なさけ)は他(あだ)しためならず、皆これ和主に進(まい)らせんためなり」ト、いふに黒衣も打ち笑(わらい)て、「そはいと易(やす)き事なり。幸ひこれに弓あれば、これにて共に扛(か)き往かん。まづ待ち給へせん用あり」
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
「言、未だ畢(をは)らず。門忽(たちま)ち啓(ひら)く。数人有り。一巨桶(いちきよとう)を扛(かう)して出づ。一吏文書を執つてその後に随つて去る。衆即ち裸婦を擁して入る。賈も亦(また)随つて入る。」
鴉片 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
捕卒は銀錠を扛(と)って臨安府の堂上へ搬んできた。許宣はそこで盗賊の嫌疑は晴れたが、素性の判らない者から私(ひそか)に金をもらったというかどで、蘇州へ配流(ついほう)せられることになった。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
多年剣を学んで霊場に在り 怪力真に成る鼎扛(ひし)ぐべし 鳴鏑(めいてき)雲を穿つて咆虎斃(たお)る 快刀浪を截(き)つて毒竜降る 出山(しゆつざん)赤手強敵を擒(とりこ)にし 擁節の青年大邦に使ひす 八顆(はちか)の明珠皆楚宝 就中一顆(いつか)最も無双
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
捕卒は銀錠を扛(も)って臨安府の堂上へ搬(はこ)んで来た。許宣はそこで盗賊の嫌疑は晴れたが、素性の判らない者から、私(ひそか)に金をもらったと云うかどで、蘇州(そしゅう)へ配流(ついほう)せられることになった。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)