“蘇州”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そしゅう66.7%
スコットランド22.2%
そしう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またもう一人は、蘇州そしゅうの産で、銀細工ぎんざいく屋の若旦那くずれの、色が生白くて背のひょろ長い鄭天寿ていてんじゅ、またの異名を白面郎はくめんろうともいう男もいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(北の旅の春の夕べ港のほとりに宿泊すれば、アイルランドの海辺の風景は旅人の愁いを消すに価する。雲と水がはるかに広がる眺望の果てに、青山がかすかに見えるのはまさに蘇州スコットランドである。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
この地に住んで居る支那人は平素は四十万であるが、本国の革命騒ぎ以来広東カントンや遠く蘇州そしう杭州かうしうあたりから来た避難民を合せて今は五十四五万に達して居るさうだ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)