“懶惰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らんだ87.1%
ものぐさ4.7%
なまけ2.4%
らいだ2.4%
なまくら1.2%
ぶしゃう1.2%
ぶしょう1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懶惰らんだで、大酒に淫し、弓と矢とを用いて狩猟することと、漁とによって生計を立てているのであることは、容易に了解出来なかった。
「旅をしないんなら、歳暮くれからお正月へかけて少し手伝って頂戴。いろんな用があるのに、横田があの通り懶惰ものぐさだから、私一人で困ってるのよ。」
反抗 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
伴藏は懶惰なまけものにて内職もせず、おみねは独りで内職をいたし、毎晩八ツ九ツまで夜延よなべをいたしていましたが、或晩あるばんの事しぼりだらけの蚊帳かや
会読かいどくは一六とか三八とか大抵たいてい日がきまって居て、いよ/\明日あすが会読だと云うその晩は、如何いか懶惰らいだ生でも大抵寝ることはない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
この懶惰なまくらな芸人は手脚てあしをもじもじさせてゐたが、ぴちとぜたやうな音がしたと思ふと、身体からだはそのまゝ見えなくなつてしまつた。
御者ぎょしゃ懶惰ぶしゃうはしため指頭ゆびさきから發掘ほじりだ圓蟲まるむしといふやつ半分はんぶんがたも鼠裝束ねずみしゃうぞくちひさい羽蟲はむし車體しゃたいはしばみから、それをば太古おほむかしから妖精すだま車工くるましきまってゐる栗鼠りす蠐螬ぢむしとがつくりをった。
両手で頬杖ほおづえしながら匍匐臥はらばいねにまだふしたる主人あるじ懶惰ぶしょうにも眼ばかり動かして見しが、身体からだはなおすこしも動かさず
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)