まどひ)” の例文
小六ころく簡單かんたん返事へんじをしてつた。宗助そうすけまた座敷ざしき御米およねかほ熟視じゆくしした。おこしてらなくつてはわるやうな、またおこしては身體からださはやうな、分別ふんべつかないまどひいだいて腕組うでぐみをした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
五九字を学びゐんを探る人のまどひをとるはしとなりて、弓矢とるますらも富貴は国のもとゐなるをわすれ、六〇あやしき計策たばかりをのみ調練たねらひて、ものをやぶり人をそこなひ、おのが徳をうしなひて子孫を絶つは
されどなんだ笑聲せうせいまどひを脱し、萬象ばんしやう
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
たからかろんじて名をおもしとするまどひなり。
されどなんだ笑声しようせいまどひを脱し、万象ばんしよう
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
ふさるさのみちまどひ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)