“小雀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こがら40.9%
こすずめ36.4%
こすゞめ9.1%
こがらめ4.5%
こすヾめ4.5%
ことり4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それによく似た五十雀ごじゅうから山雀やまがら小雀こがら、いずれも雀の字をガラとんでいるのは、クラと原一つであると見て大抵たいてい誤りはあるまい。
あのツルゲネーフの書いた「勇敢なる小雀こすずめ」という短篇があります。そのなかにこんな涙ぐましい話が書いてあります。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
小雀こがらめの榎の木に騷ぐ朝まだき木綿波雲に見ゆる山の
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ゆきに、小雀こすヾめ
桜さく島:春のかはたれ (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
以前さっきの樫の森から東側へかけて、夕方まで探していたが、最早もはや日が暮れかかってもそれらしい影は愚か、小雀ことり一羽眼に這入らぬから、皆落胆がっかりして疲れ切ってしまって
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)