半時間はんじかん)” の例文
ヂュリ 乳母うばしてやったとき時計とけいこゝのつをってゐた。半時間はんじかんかへるといふ約束やくそくしやへなんだかもれぬ。いや/\、さうではい。
アンドレイ、エヒミチは、イワン、デミトリチの寐臺ねだいうへこしけて、大約おほよそ半時間はんじかんつてゐると、へやいて、はひつてたのはハヾトフならぬ小使こづかひのニキタ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
半時間はんじかん以上いじやうたねば人車じんしやないといて茶屋ちやゝあが今度こんどおほぴらで一ぽんめいじて空腹くうふく刺身さしみすこしばかりれてたが、惡酒わるざけなるがゆゑのみならず元來ぐわんらい以上いじやうねつある病人びやうにん甘味うまからうはずがない。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
其故それゆゑ半時間はんじかん其所そこいらつと緑門アーチひとのこらずくなつてしまひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
なんとかおもふだらうとおそろしいやうなもして、つたり、たり、またつたり、あるいたり、やうやく半時間はんじかん、一時間計じかんばかりすわつてゐてたが、かなしいほど退屈たいくつになつて
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
アンドレイ、エヒミチは、イワン、デミトリチの寐台ねだいうえこしけて、大約おおよそ半時間はんじかんっていると、へやいて、はいってたのはハバトフならぬ小使こづかいのニキタ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
なんとかおもうだろうとおそろしいようなもして、ったり、いたり、またったり、あるいたり、ようやく半時間はんじかん、一時間じかんばかりもすわっていてたが、かなしいほど退屈たいくつになって
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)