“小使”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こづかい59.5%
こづか23.8%
こづかひ11.9%
あるき2.4%
ポウタア2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよ寝台が来た、同時に職工や小使こづかいがドヤドヤ室内に入って来た。室の真中にある分析台の上に置いた品物がどこかへ片付けられた。
病中記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
小使こづかいさんが、おろしなさったでしょう。」と、おかあさんが、いわれたので、勇吉ゆうきち安心あんしんして、またとこにはいってねむりました。
心は大空を泳ぐ (新字新仮名) / 小川未明(著)
その時分の生徒が茶番ちやばんさんと云つた小使こづかひの部屋で女中はお嬢さんのお人形を造つたりして何時いつも待つて居ました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
聞し周藏しうざう七左衞門の兩人も馳來り勝手より手燭てしよくを取寄る此時村の小使あるき三五郎は臺所だいどころて居たりしが物音ものおとに驚き金盥かなだらひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
部屋を出る時は一かど落着いてすっかり検分したつもりだったにも係わらず小使ポウタアの一人が動き出そうとしている私達の車窓へ葡萄牙ポルトガルで買った銀の煙草入れを届けてくれたし、帝国ホテルでだって