“手燭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てしょく69.4%
てしよく28.9%
てあかり0.8%
ぼんぼり0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手を取って引上げぬばかり、後ではさすがにはしたないと気が付いたか、女房のお静が持って来た手燭てしょくの灯の中に苦笑しております。
手を取つて引上げぬばかり、後ではさすがにはしたないと氣が付いたか、女房のお靜が持つて來た手燭てしよくの灯の中に苦笑して居ります。
この時二人の下男が手燭てあかりを持って駆けつけた。レイモンドがも一人の倒れている男を見ると、それは伯爵の信用していた家令かれいのジャン・ドバルであった。
それとにはか心着こゝろづけば、天窓あたまより爪先まで氷を浴ぶる心地して、歯の根も合はずわなゝきつゝ、不気味にへぬ顔をげて、手燭ぼんぼりの影かすかに血の足痕あしあと仰見あふぎみる時しも、天井より糸を引きて一疋いつぴきの蜘蛛垂下たれさが
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)