“手綱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たづな99.2%
たずな0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたりとも、黒っぽい洋服を着、長い靴をはき、細いむちを持っていました。鞭や手綱たづなには、何かきらきら光るものがついていました。
金の目銀の目 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
にもと思う武士達の顔をズラリと一渡り見廻してから彼は手綱たづなを掻い繰った。馬は粛々と歩を運ぶ。危険は瞬間に去ったのである。
開運の鼓 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
天下一てんかいちの黒馬だ。はいどうどう……」と甚兵衛は得意げに馬の手綱たずなをさばきました。
天下一の馬 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)