“兩性”の読み方と例文
新字:両性
読み方割合
りやうせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一度(ど)でもしめやかに語(かた)り合(あ)うた兩性(りやうせい)が邂逅(であ)へば彼等(かれら)は一切(さい)を忘(わす)れて、それでも有繋(さすが)に人目(ひとめ)をのみは厭(いと)うて小徑(こみち)から一歩(ぽ)木(き)の間(あひだ)に身(み)を避(さ)ける。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
無論(むろん)小六(ころく)よりも御米(およね)の方(はう)が年上(としうへ)であるし、又(また)從來(じゆうらい)の關係(くわんけい)から云(い)つても、兩性(りやうせい)を絡(から)み付(つ)ける艷(つや)つぽい空氣(くうき)は、箝束的(けんそくてき)な初期(しよき)に於(おい)てすら、二人(ふたり)の間(あひだ)に起(おこ)り得(う)べき筈(はず)のものではなかつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
兩性(りやうせい)が然(しか)も他人(たにん)の手(て)を藉(か)りて一(ひと)つに成(な)る婚姻(こんいん)の事實(じじつ)を聯想(れんさう)することから彼等(かれら)の心(こゝろ)が微妙(びめう)に刺戟(しげき)される。彼等(かれら)の凡(すべ)ては悉(ことごと)く異性(いせい)を知(し)り又(また)知(し)らんとして居(ゐ)る。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)