“婚姻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんいん91.7%
こんれい8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婚姻こんいんと死とはわずかに邦語を談ずるを得るの稚児ちじより、墳墓に近づくまで、人間の常に口にする所なりとは、エマルソンの至言なり。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
婚姻こんいんは秋山十五ヶ村をかぎりとして他所にもとめず。婦人ふじん他所にて男をもてば親族しんぞく不通ふつうしてふたゝ面会めんくわいせざるを、むかしよりのならはせとす。
以てはかる時は君子と雖も計り得るにやすしとかや扨も山田元益げんえきはお光の婚姻こんれいさまたげるため此小西屋の店へ來り癲癇てんかんなるよし餘所ながらはなし出せば主個あるじ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
取交し近日婚姻こんれい致す事に成しに依てはゆき早々さう/\やまひおこらば如何にせん故に根切ねきりにあらずともとたのまれたるより今日わざ/\此方へ參りし事なりとまづ大略あらましを語りけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)