伯孫はくそん)” の例文
伯孫はくそんはゆうべの應神天皇おうじんてんのう御陵ごりようところつてましたら、自分じぶんつてゐたうまは、御陵ごりようまへにある埴輪はにわ土馬つちうまあひだにをつて、主人しゆじんをまつてゐたので、またびっくりしましたが
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そのかへりがけ、それは月夜つきよばんのことでありましたが、あの應神天皇おうじんてんのう伯孫はくそんときから百年ひやくねんほどまへあたる)の御陵ごりようまへとほりかゝると、非常ひじよう立派りつぱあかうまつてゐるひと出會であひました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
むかし、雄略天皇ゆうりやくてんのう御時おんとき河内かはち安宿郡あすかべぐんひと田邊伯孫たなべはくそんといふひとがありまして、そのむすめ古市郡ふるいちぐんひとへかたづいてゐましたが、ちょうどあかちゃんをんだので、伯孫はくそんはおいはひにそのいへきました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)