“伯楽”のいろいろな読み方と例文
旧字:伯樂
読み方割合
はくらく57.1%
ばくろう21.4%
ばくらう7.1%
ばくらふ7.1%
ばくろ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「千里の馬ありといえども、伯楽はくらくなきをいかにせん、千里のだちょうありといえども、きみらには価値かちがわからない」
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
いちの日、諸郷の小商人こあきんどやら伯楽ばくろうやら雑多な人々の集まる市で、悪戯わるさの行われるぐらいは、まだまだ近頃の世相のうちでは、それが白昼
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ある日伯楽ばくらうのやうな男が二人づれで、青木家の厩の前で切りにドリアンの品定めをしてゐるので、雪子は不快に思つて訊ねると
ダイアナの馬 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
伯楽ばくらふの手代等といふ黒雲の面々が、一勢にバネにはぢかれた蛙のやうに吃驚り仰天して
バラルダ物語 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
この四季の里は俳名馬好ばこうと号した常に馬をたのしんだ風狂の伯楽ばくろが初めて営んだものだそうであった。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)