“代々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よよ40.0%
だいだい30.0%
だい/\12.5%
だい/″\5.0%
ヨヽ5.0%
かはる/″\2.5%
よゝ2.5%
ヨヨ2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここの軒から彼方に見えた一の高山を、独龍山どくりゅうざんといい、その中腹に、この地方を統治している祝朝奉しゅくちょうほうという豪族が代々よよ住んでいる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
若い頃の自分にはおや代々だいだいの薄暗い質屋の店先に坐ってうららかな春の日をよそに働きくらすのが、いかに辛くいかになさけなかったであろう。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
卒中だといふから、それに不思議はないが、遺言ゆゐごんをする間もない急死で、代々だい/\楢井家に積んである筈の何千兩といふ金の行方がわからない。
併し代々だい/″\学者で法談はふだん上手じやうず和上わじやうが来て住職に成り、とし何度なんどか諸国を巡回して、法談でめた布施ふせを持帰つては、其れで生活くらしを立て、御堂みだう庫裡くりの普請をもる。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
又其前は、飛鳥アスカの宮の日のみ子さま。大和の國中クニナカに、宮遷し、宮サダめ遊した代々ヨヽの日のみ子さま。長く久しい御代ミヨ々々に仕へた、中臣の家の神ワザ郎女イラツメさま。お聞き及びかえ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
見てにげ出し御奉行所へ駈込かけこまんと心懸こゝろがけてぞ居たりける又宅番に當りし長屋の者共代々かはる/″\に來りてはひまに任せてうはさをなすに當座利合りあひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おこさせて新田につたとは名告なのらすれど諸事しよじ別家べつけかくじゆんじて子々孫々しゝそん/\末迄すゑまで同心どうしん協力けふりよくことしよあひ隔離かくりすべからずといふ遺旨ゐしかたく奉戴ほうたいして代々よゝまじはりを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
又其前は、飛鳥アスカの宮の日のみ子さま。大和の国中クニナカに、宮ウツし、宮サダアソバした代々ヨヨの日のみ子さま。長く久しい御代ミヨ々々に仕へた、中臣の家の神業カミワザ郎女イラツメさま。お聞き及びかえ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)