“一白”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっぱく66.7%
いつぱく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに一白いっぱく二黒じこく三碧さんぺき四緑しろく五黄ごおう六白ろっぱく七赤しちせき八白はっぱく九紫きゅうしの名を付し、これを年に配し月に配し、日および時に配し、かつ、これを五行生剋の理に考え
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
右も桜左も桜、上も桜下も桜、天地は桜の花にうずもれてはく一白いっぱく落英らくえい繽紛ひんぷんとして顔に冷たい。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
昨夜ゆうべやとつた腕車くるまが二だいゆきかどたゝいたので、主從しうじうは、朝餉あさげ支度したく匇々そこ/\に、ごしらへして、戸外おもてると、東雲しのゝめいろともかず黄昏たそがれそらともえず、溟々めい/\濛々もう/\として、天地てんちたゞ一白いつぱく
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
万里一白いつぱくの雪の広野ひろの……
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)