“われ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
我々64.4%
吾々24.4%
吾儕4.4%
吾〻2.2%
吾等2.2%
我等2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勞働者勞働者と一口にいやしんだツて、我々われ/\も其の勞働者と些ツとも違やしないぢやないか。下らぬ理屈りくつならべるだけかえツて惡いかも知れない。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
たゝ以上いじやうなに意味いみくてはならない』とつて歩兵ほへいは、あいちやんにかまはずつゞけました、『吾々われ/\二人ふたりあひだがあつたとしたら。 ...
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
汽車は大仁おほひとへ着いた。修善寺通ひの馬車はそこに旅人を待受けて居た。停車場を出ると、吾儕われ/\四人は直に馬車屋に附纏はれた。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
実際今日こんにちの文けんは全く吾〻われ/\青年の手にあるんだから、一言でも半句でも進んで云へる丈云はなけりや損ぢやないか。文壇は急転直下の勢で目覚しい革命を受けてゐる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
吾等われ/\この危難きなんからすくいだことは、大佐たいさ智惠ちゑでもとておよばぬのであらうと、わたくしふかこゝろけつしたが、いま塲合ばあひだからなにはない。
いや、よしんばそれ眞個ほんたう難破信號なんぱしんがうであつたにしろ、此樣こんな平穩おだやか海上かいじやう難破なんぱするやうなふねまつた我等われ/\海員かいゐん仲間以外なかまはづれです、なに面倒めんだう救助きうじよおもむ義務ぎむいのです。