“そうか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
喪家28.3%
草加18.9%
惣嫁11.3%
挿花7.5%
草花7.5%
窓下5.7%
宗家3.8%
宋和1.9%
走舸1.9%
宋果1.9%
早加1.9%
曹下1.9%
總嫁1.9%
荘家1.9%
葱花1.9%
送嫁1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり良家の飼犬でなくして、喪家そうかの野良犬であったからです。二つの野良犬が餓えて食を求めに来ました。生きている者は本能的に生存権を要求する。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「木田健一さん。あなたのことはよく知っていますよ。無電局23XSYの技師の草加そうか君から、みんな聞きましたよ。あなたの不運と不幸に心から同情します」
断層顔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「何んと——京で辻君、大阪で惣嫁そうか、江戸で夜鷹と、夕化粧——かの。それから?」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
また茶の湯とか、挿花そうかとか、遊芸とかの稽古事けいこごとで過当な時間と精力を費しているのも非現代的だと考えます。
婦人改造と高等教育 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
木村は印東いんどうの西洋草花そうかなんぞを買つて来て調べてゐたが、中には種性すじょうの知れないものが出来て来た。
田楽豆腐 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
この恩を謝せんとて、自らわが僑居きょうきょし少女は、ショオペンハウエルを右にし、シルレルを左にして、終日ひねもす兀坐こつざするわが読書の窓下そうかに、一輪の名花を咲かせてけり。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
謀叛僧文覚もんがく荒行あらぎょうをやった那智なち大瀑おおだき永久えいきゅうみなぎり落つ処、雄才ゆうさい覇気はきまかり違えば宗家そうかの天下をひともぎにしかねまじい南竜公なんりゅうこう紀州きしゅう頼宣よりのぶが虫を抑えて居た処
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
応賢の二人は比丘びくと称し、程済は道人どうじんと称して、常に左右に侍し、馮㴶ひょうかく馬二子ばじしと称し、郭節かくせつ雪菴せつあんと称し、宋和そうか雲門僧うんもんそうと称し、趙天泰ちょうてんたい衣葛翁いかつおうと称し
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ごう二十二人、兵部侍郎へいぶじろう廖平りょうへい刑部侍郎けいぶじろう金焦きんしょう編修へんしゅう趙天泰ちょうてんたい検討けんとう程亨ていこう按察使あんさつし王良おうりょう参政さんせい蔡運さいうん刑部郎中けいぶろうちゅう梁田玉りょうでんぎょく中書舎人ちゅうしょしゃじん梁良玉りょうりょうぎょく梁中節りょうちゅうせつ宋和そうか郭節かくせつ刑部司務けいぶしむ馮㴶ひょうかく鎮撫ちんぶ牛景先ぎゅうけいせん王資おうし劉仲りゅうちゅう
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「意気はめてつかわすが、何もそうはやって生命を軽んじないでもいい。——それに大船、闘艦はすべて鎖をもってつなぎ、走舸そうか蒙衝もうしょうのほかは自由に行動できぬ」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
走舸そうか=これは小型の闘艦とうかんというようなもの、積載力二十人あまり、江上一面にうんかの如く散らかって、大船闘艦へ肉薄、投火、挺身、あらゆる方法で敵を苦しませる。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やあ、宋果そうかか。どこへゆく」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その日やうや早加そうかといふ宿にたどり着きにけり。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
漢中進攻のとき魏にとらわれて以来、曹下そうかろくんでいた者である。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小唄の師匠なり、總嫁そうかなり勝手な女と一緒になつて、何處へでも行くが宜いと、それは大變なお叱りでございましたよ
日頃、雇われている地主屋敷へわけを告げて、荘家そうかの若者大勢を引きつれ、再び、わが家へ引返して来たのであった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あれほど心頼みにした天満天神の注連しめとも別れるのは心細く、行先に不安の念を抱く者は多い。天皇は粗末な腰輿ようよを召された。輿こしをかつぐ者もないのである。葱花そうか鳳輦ほうれんとは名ばかりであった。
送嫁の宴 いよいよ嫁入の支度が整うと娘の父母は送嫁そうかの宴会を開かなければならん。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)