“まどした”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
窓下88.9%
牖下11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地上ちじやうなが影法師かげばふし心細こゝろぼそげにんでく、いつしか傘屋かさや路次ろじつておきやうれい窓下まどしたてば、此處こゝをば毎夜まいよおとづれてれたのなれど、明日あすばんはもうおまへこゑかれない
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
突然とつぜん雨戸あまどたおしたようなおおきなおと窓下まどしたきこえたが、それでも薬罐やかんなかめられた春重はるしげながかおはただそのまゆ阿波人形あわにんぎょうのように、おおきくうごいただけで、けっしてよこにはけられなかった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
机は東側の牖下まどしたに持つて行き、そばに炉を切り、まはりの置きもの棚に米醤油しょうゆなど一切飲み食ひの品をまとめて置く。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)