“窓下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まどした66.7%
そうか25.0%
さうか8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨日までは彼方あちら窓下まどした此方こちらの室の隅へ日を避けて、濡手拭で汗を拭き拭き筆を執つて居たが、今日は涼しい代りに何の室も戸が開けられない。
台風 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
今秋マサニ鎌倉移住ノ命アラントス。都ニ出デゝ三日奄然えんぜんトシテ寂セリ。(中略)かなしイカナ。戊午晩秋十三夜月明ノ窓下そうかニ涙ヲぬぐつつしンデ書ス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
明和めいわ戊子ぼし晩春、雨れ月朦朧もうろうの夜、窓下さうかに編成し、以て梓氏ししあたふ。題して雨月物語うげつものがたりふと云ふ。剪枝畸人せんしきじん書す。