“剪枝畸人”の読み方と例文
読み方割合
せんしきじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明和めいわ戊子ぼし晩春、雨れ月朦朧もうろうの夜、窓下さうかに編成し、以て梓氏ししあたふ。題して雨月物語うげつものがたりふと云ふ。剪枝畸人せんしきじん書す。
「雨月物語」の著者は、序文に「剪枝畸人せんしきじん」と署名しているだけであるが、これが上田秋成の戯号であることにまちがいはない。文栄堂版の見返しには「上田秋成大人編輯」と明記している。
雨月物語:04 解説 (新字新仮名) / 鵜月洋(著)
明和五年三月、雨はれて月おぼろにかすむ晩春の夜、座敷のあかりまどの下で編みつくり、書肆しょしに渡す。題して「雨月物語」ということにした。剪枝畸人せんしきじんしるす。〓