“畸人”の読み方と例文
読み方割合
きじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとい姑根性は憎んでも、こういう後天的理由で畸人きじん化され病人化された姑その人はむしろ気の毒に感ぜられる。
姑と嫁について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
畸人きじんだが学問はなか/\あるらしい。同治年間の進士だといふから張之洞ちやうしどう趙爾巽てうじそんや陳宝琛を知つてゐる訳だ。
南京六月祭 (新字旧仮名) / 犬養健(著)
昔「猫」を書いた時、その中に筑後ちくごの国は久留米くるめの住人に、多々羅三平たたらさんぺいという畸人きじんがいると吹聴ふいちょうした事がある。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)