“けっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
69.2%
20.5%
5.1%
2.6%
2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かみまつられたといえば、ちょっと大変たいへんなことのようにおもわれましょうが、内容なかみけっしてそれほどのことではないのでございまして……。
隣の室では人が入ったり出たり、廊下を駈けたり、階段をけったり、私語ささやいたりしかったりする。思い合わすれば、たしかに変事があったに相違ない。
「君は詩人だ!」と叫けんで床を靴でけったものがある。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
丁度ちょうどこえたかめて命令めいれいなどはけっしていたさぬと、たれにかちかいでもてたかのように、くれとか、っていとかとはどうしてもえぬ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
周辺あたりはなしにはまれ立入たちいるのみで、質問しつもんをされたらけっして返答へんとうをしたことのい、ものも、ものも、あたえらるるままに、時々ときどきくるしそうなせきをする。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ここおいて清の独り緋をるを見て之を疑う。ちょうおわる。せい奮躍してを犯さんとす。帝左右に命じて之を収めしむ。剣を得たり。せい志のぐべからざるを知り、植立しょくりつして大にののしる。衆その歯をけっす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)