“誓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちか58.3%
ちかい25.0%
ちかひ10.4%
たと2.1%
うけ1.0%
ちこ1.0%
ちけえ1.0%
ウケ1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは、あのとき、こころうしちかったことも、わすれてしまいました。そして、どうかして、はや年若としわかうしれたいとおもっていました。
百姓の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
丁度ちょうどこえたかめて命令めいれいなどはけっしていたさぬと、たれにかちかいでもてたかのように、くれとか、っていとかとはどうしてもえぬ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
こと浮沈室ふちんしつ機關室きくわんしつとはこのていもつと主要しゆえうなる部分ぶゞんではあるが、此事このこといては殘念ざんねんながらわたくしちかひたいして一言いちごん明言めいげんすること出來できぬ。
故に上士の常に心を関するところは、尊卑そんぴ階級のことに在り。この一事においては、往々おうおう事情に適せずして有害ゆうがい無益むえきなるものあり。たとえば藩政の改革とて、藩士一般に倹約けんやくを命ずることあり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
またはな佐久夜さくや毘賣を使はしては、木の花の榮ゆるがごと榮えまさむと、うけひて貢進たてまつりき。
「僕かってそんな、お前に納得させへんうちに無断で不意討ち喰わすようなこと絶対にせエへん。僕がそれちこたらお前も誓うてくれるか」
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
夫婦約束を反古ほごにして、起請きしょうというのはおらア知んねえが、熊野の権現さまへちけえを立てると烏ウ三びき死ぬとかいう話を聞いてるが、それだから死んだ若草を生きて居る心で
尊者から卑者にウケは——信諾を約せ——しめる為の呪言が、卑位から高位に向けて発する第二義の呪言(寿詞)を分化し、——今一つ別の考へも立つ——繁栄させる風を導いた。