“うちつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打付50.0%
打附25.0%
直接12.5%
卒爾12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気をつけて見れば見るほどどうも可怪おかしいようにも思われたので、私はいっそ本人にむかって打付うちつけただして、その疑問を解こうかとも思ったが、可哀かあいそうだからおしなさいと妻はいった。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
打附うちつけごころ、小走こばしりにふとはすれど
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
……欝勃うつぼつたる覇気、一味の野性、休火山のような抑えられた情火、これが彼の本態であった。しかし彼は童貞であった。どうして直接うちつけに思うことを思う女へ打ち明けられよう。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
無邪気に清潔きよらかに育てられて来た。どうして直接うちつけに思う事を思う男へ打ち明けられよう。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
さなくて卒爾うちつけふみなどまゐらせたるを如何いかいとはしとおぼしながらかへしせざらんもなさけなしとてれよりはそれとなく御出おいでのなきか此頃このごろのおうたこゝろ如何いかしげるわかいまこそはらけれど時節じせつ
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)