“哥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カペイカ40.6%
うた15.6%
カペイキ15.6%
12.5%
にい6.3%
あに3.1%
カペーキ3.1%
コペエク3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瓜畠の甜瓜の数は一つのこらず憶えてゐる。うちの堰堤つつみの上をとほる荷馬車からは五カペイカづつの通行税を取る。木登りをして梨を揺り落す。
得ば、慈悲ある人には慈悲の相あらはれ、憍慢けうまんの人には憍慢のさうあらはれ、よろづにかゝるべきことはりなれば、いましめとなりぬべきうたにや
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
給料は一日三十カペイキであった。工場の大人共はシャポワロフに「仕事を教えるかわりに、朝から晩までウォツカを買いに走らせた。」
御送り、そしてタンシヤク箱に(母上—父上の)御、おばあさんの御哥、権兄さんのおうた、おまへさんの御うたこれありけり。
「あらにいさん、あんた誰? どこへ行くの?」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「でもネ、折がまずいや。……小五あにいも、目が出ねえらしいが、どうも早や、あっしら兄弟は、みんな、ばくち好きの、ばくち下手ってやつでしてね」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一日に二三枚はぬすんで来られた。いい板一枚に家持の小市民は十カペーキずつ呉れる。この仕事には仲のいい徒党があつまっていた。モルトヷ人の乞食の十歳になる息子のサーニカ。
『其處にゐる軍人の外套まんとからだに。私いさうだんべと思つて探したら、慥かにはあ四十一ルーブルと二十コペエクありましただあ。』言ひながら百姓は、分捕品でゝも有るかのやうに羚羊かもしかの皮の財布を振り𢌞した。
我が最近の興味 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)