武者ぶるい論むしゃぶるいろん
妖雲天地にたちこめ、円盤空をとび、巷の天文家は戦争近しと睨んだ形跡であるが、こと私自身に関しては、戦争になっても余り困らない人間だ。どうなろうと運命だから仕方がないという考えは私の持病なのだから。もっとも、運命とみて仕方がねえやと言うだけで …