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『青い風呂敷包』
ふりがな文庫
『
青い風呂敷包
(
あおいふろしきづつみ
)
』
江川初子がカフェー・ドラゴンからアパートへ帰ったのはかれこれ朝の五時頃であった。 彼女はハンド・バッグから室の合鍵を出し、扉を開けると、冷めたい朝風がサッと顔を撫でた、オヤと思って見ると往来に面した窓が開放しになっている。 たしかに閉めて出 …
著者
大倉燁子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「キング 一三巻四号」1937(昭和12)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約28分(500文字/分)
朗読目安時間
約46分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
放
(
う
)
打擲
(
なぐ
)
否
(
いい
)
機会
(
きっかけ
)
叫喚
(
わめ
)
待遇
(
あしら
)
漸
(
やっ
)
譲
(
ゆずる
)
納
(
しま
)
突掛
(
つっかか
)
醜男
(
ひと
)
疑
(
うたぐ
)
拠
(
よんどころ
)
支
(
つか
)
明瞭
(
はっきり
)
茫然
(
ぼんやり
)
凝
(
じっ
)
已
(
すで
)
退
(
ひ
)
定
(
きま
)
執拗
(
しつこ
)
嘸
(
さ
)
魂消
(
たまげ
)
起
(
た
)
伴
(
つ
)
獅噛
(
しが
)
首肯
(
うなず
)
饒舌
(
しゃべ
)
皺嗄
(
しわが
)
瞠
(
みは
)
神丸
(
しんがん
)
開放
(
あけはな
)
遂々
(
とうとう
)
突然
(
いきなり
)
繻子
(
しゅす
)
自惚
(
うぬぼ
)
自棄
(
やけ
)
迚
(
とて
)
軈
(
やが
)
莞爾
(
にっこり
)
贔屓
(
ひいき
)
彼女
(
あれ
)
刎付
(
はねつ
)
可笑
(
おか
)
吐
(
つ
)
咽喉
(
のど
)
嚇
(
おど
)
嚥
(
の
)
室
(
へや
)
容色
(
きりょう
)
少時
(
しばらく
)
已
(
や
)
引割
(
ひきさ
)
彷徨
(
さまよ
)
温和
(
おとな
)
徐
(
おもむ
)
急
(
せ
)
愕
(
おどろ
)
憖
(
なまじ
)
扉
(
ドア
)
打
(
ぶ
)
搾
(
しぼ
)
故意
(
わざ
)
断
(
き
)
断念
(
あきら
)
服装
(
なり
)
横
(
よこた
)