『二人の役人（ふたりのやくにん）』

その頃の風穂の野はらは、ほんたうに立派でした。 青い萱や光る茨やけむりのやうな穂を出す草で一ぱい、それにあちこちには栗の木やはんの木の小さな林もありました。 野原は今は練兵場や粟の畑や苗圃などになってそれでも騎兵の馬が光ったり、白いシャツの …

著者	宮沢賢治
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約11分（500文字/分）
朗読目安時間	約17分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

出遊（しゅついう） 俄（には） 外（そ） 混（こ） 倒（さかさま） 籠（かご） 恐（こは） 黄金（きん） 止（よ） 粟（あは） 苗圃（なへばたけ） 工合（ぐあひ） 居（を） 勢（いきほひ） 遁（に） 先頃（せんころ） 風穂（かぜほ） 要（い） 袖（そで） 蕈（きのこ） 誰（たれ） 萱（かや） 茨（いばら） 路（みち） 頃（ころ） 眼（め） 鬚（ひげ） 此処（ここ） 拭（ふ） 呉（く） 串（くし） 云（い） 僕（ぼく） 初茸（はつたけ） 初蕈（はつたけ） 制札（せいさつ） 匹（ぴき） 叱（しか） 棄（す） 唇（くちびる） 失策（しくじ） 屈（かが） 愕（おどろ） 一寸（ちょっと） 捲（ま） 撒（ま） 栗（くり）

題名が同じ作品

二人の役人 （新字新仮名）／ 宮沢賢治 （著）