“制札”の読み方と例文
読み方割合
せいさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒木の門には小庇こびさしの付いた窓があり、昔はここで訴願などを受付けたという。また門の脇には高札場こうさつばがあって、現在でも領主加賀様の制札せいさつが掲げられる。
似而非物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「あゝ、あっちにもみちがあるのか。そっちへも制札せいさつをして置かなかったのは失敗だった。ねえ、君。」
二人の役人 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「さっそく諸所へ、厳戒の制札せいさつを立てろ。また、令旨りょうじは、大塔ノ宮のおん名を以てするがいい」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)