“制裁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいさい66.7%
かま16.7%
習慣16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左樣さやうさ、一旦いつたん無事ぶじ本國ほんごくかへつてたが、法律ほふりつと、社會しやくわい制裁せいさいとはゆるさない、嚴罰げんばつかうむつて、ひどつて、何處いづくへか失奔しつぽんしてしまいましたよ。
そこで、とかく弱蟲よわむし女子をなごばかりが玩弄かまはれまするとけつかる。いや、おれは、野郎やらうをばはふし、女郎めらうをば制裁かまはう。
せっかく苦心して学問して、そうしてその虚名を貰うためにまた後の苦心を続けるという、実に社会の制裁習慣とはいいながらその制裁習慣に支配されて居るチベット僧侶の愚もまたあわれむべき訳である。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)