“黔首”の読み方と例文
読み方割合
けんしゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうするには大学も何もつぶしてしまって、世間をくら闇にしなくてはならない。黔首けんしゅにしなくてはならない。それは不可能だ。
かのように (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ロシアとでも比べて見るが好い。グレシア正教の寺院を沈滞のままにまかせて、上辺うわべを真綿にくるむようにして、そっとして置いて、黔首けんしゅにするとでも云いたい政治をしている。
かのように (新字新仮名) / 森鴎外(著)