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黄泥
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こうでい
ふりがな文庫
“
黄泥
(
こうでい
)” の例文
黄泥
(
こうでい
)
の岸には、薄氷が残っている。
枯蘆
(
かれあし
)
の根にはすすけた
泡
(
あぶく
)
がかたまって、
家鴨
(
あひる
)
の死んだのがその中にぶっくり浮んでいた。
日光小品
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
橋の下の
黄泥
(
こうでい
)
の洲は、二坪ばかりの広さを
剰
(
あま
)
して、すぐに水と続いている。
尾生の信
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
風の音、蘆の音、水の音、——それからどこかでけたたましく、
蒼鷺
(
あおさぎ
)
の啼く声がした。と思って立止ると、いつか潮がさし出したと見えて、
黄泥
(
こうでい
)
を洗う水の色が、さっきよりは間近に光っている。
尾生の信
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
泥
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“黄泥”で始まる語句
黄泥岡
黄泥巷
黄泥溝