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麾
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まねき
ふりがな文庫
“
麾
(
まねき
)” の例文
六日の朝、三宅島が見えたので、大急ぎでまた
麾
(
まねき
)
を上げたがどうにもならない。情けない情けないといっているうちに、三宅島も波の下に沈んでしまった。
重吉漂流紀聞
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「こうしてはいられまい。甚八ぬし、仁一郎ぬし、早く
麾
(
まねき
)
をあげてくれ。おれは焼山で茅をもやす」
藤九郎の島
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
朝の五ツ時にかかって、八ツ時にようやく切り倒し、
地方
(
ぢかた
)
の見えるところで
麾
(
まねき
)
をあげる。菰と笠を棹の先につけて舳に立て、流れ舟だから助け舟を出してくれというこれが合図。
重吉漂流紀聞
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
麾
漢検1級
部首:⿇
15画
“麾”を含む語句
麾下
御麾下
信長麾下
指麾
指麾鈔
深致指麾置儀
雲麾碑